ブログ

2022.04.25

歯周外科手術について〜フラップ手術〜

 

こんにちは!
今回は歯周外科手術についてお話しします。

歯周外科手術は大きく分けて3種類あります。

①フラップ手術
②歯周組織再生療法
③歯周形成手術

その中でも今回はフラップ手術についてお話ししていきます。

 

《フラップ手術とは?》

歯周基本治療で取りきれなかった、深い歯周ポケットにある歯石を除去するための手術です。

歯周基本治療後に歯周ポケットが5mm以上あり、

歯石が残っている場合にはフラップ手術を検討します。

フラップ手術では、歯周ポケットが深いところでも実際に目で見て

歯石を除去することができるため、歯石を取り残すことがありません。

歯石を徹底的に除去することで、歯周病の進行を抑制させます。

手術時間:約1時間

手術費用:約5000円(保険適用)

 

《フラップ手術の流れ》

①歯周ポケットが深い部分に麻酔をしていきます。

 

 

 

 

②麻酔をした部分の歯茎を切開していきます。

 

 

 

 

③歯茎を開き歯の根を露出させます。

 

 

 

 

④専用の器具を使って歯石を取り除き、歯の根の表面を綺麗に清掃します。

 

 

 

 

 

⑤歯茎を戻して傷口を縫います。

 

 

 

 

⑥7〜10日後に糸を取ります。

 

 

 

 

⑦糸を取ってから3ヶ月後に歯茎の検査を行い、

その後は3〜4ヶ月に一度のメンテナンスで経過を見ていきます。

(PlanetDenalX より画像一部引用)

 

歯周病菌は深い歯周ポケットの中で繁殖するため、

歯周ポケットが浅くなると、歯周病は進行しづらくなります。

しかし、フラップ手術は歯石を徹底的に除去でき、歯周ポケットの数値は浅くなりますが、

手術後は歯茎が下がってしみやすくなるリスクもあります。

また、歯周病の進行を抑制することはできますが、歯周病で溶けた骨を元に戻すことはできません。

骨が溶けてしまっている場合には、骨を再生するための歯周組織再生療法を行います。

 

次回は歯周組織再生療法についてお話ししていきます^^

 

上用賀おおたデンタルクリニック

日本歯科歯周病学会

公益社団法人日本口腔インプラント学会

歯科・口腔外科教室

Nobel Biocare

本院サイトはこちら本院サイトはこちら

      

求人情報