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2022.08.10

歯周病と糖尿病の関係

歯周病の歯茎のイラスト

 

こんにちは!

今回は歯周病と糖尿病の関係についてお話ししていきます!

 

歯周病は多くの全身疾患と関連することが分かりつつありますが、

その中でもっとも研究結果が証明されているのが糖尿病です。

歯周病は糖尿病の第6の慢性合併症とされています。

 

《糖尿病が歯周病を悪化させる??》

2型糖尿病患者は非糖尿病患者と比べて、歯周病発症率が2.6倍高いことが報告されています。

また、血糖コントロールが不良な2型糖尿病患者(HbA1c 6.5%以上)では、

非糖尿病患者や血糖コントロールが良好な2型糖尿病患者よりも歯周病が進行しやすく、

歯を失う割合が高いことが報告されています。

他にも、特に血糖コントロール不良な2型糖尿病患者(HbA1c 9%以上)は、

非糖尿病患者よりも歯周病のリスクが2.9倍高いといわれています。

しかし、血糖コントロールが良好な1型および2型糖尿病患者では、

そのような関連は認められませんでした。

そのため、HbA1cが6.5~7.0%あたりから歯周病を悪化させるリスクが高くなり、

HbA1cが9%を超えると歯周病が悪化する重要なリスクであると推測されます。

 

《歯周病と糖尿病が相互に及ぼす影響》

血糖コントロールを改善することで歯茎の炎症が改善した研究はありますが、

糖尿病治療のみで歯周病の改善は認められませんでした。

しかし、歯石取りなどの歯周基本治療によって、

HbA1cが改善すること(約0.4%)が示されています。

 

《まとめ》

糖尿病の改善は歯周病の改善に、歯周病の治療は糖尿病の改善に繋がります。

歯周病の予防で最も大切なことは、

おうちでの適切なブラッシング定期的なメンテナンスです。

糖尿病患者は歯周病が悪化しやすいため、年3〜4回よりも短い間隔での

メンテナンスを行うことが推奨されています。

また、歯周病は症状が出にくいため、気づかないうちに進行してしまうことがあります。

お口の健康だけでなく、全身の健康維持のためにも、定期検診にいらしてくださいね^^

参考文献『成人病と生活習慣病47巻4号』

    『糖尿病患者に対する歯周治療ガイドライン 改訂第2版』

 

次回は、歯周病と関節リウマチの関係についてお話ししていきます!

 

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